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BL~中編・長編集~

第13章 ~小悪魔男と平凡男子~

「新君、大好きっ!!」

こう言われるのも毎回なわけで・・・・

「・・・っ」

これが嬉しいと感じ始めてしまった自分は・・・・

終わりだな。

「はぁ~・・・・」

放課後。

用事があるという幸村を待つ間、俺は教室で死んでいた。

なんなんだ。

俺の平凡な人生が壊されていく。

「・・・・・」

あの頃が懐かしい。

「死んでるな。」

「・・・瑞城・・・?」

その声に顔を上げると、うちの学校の生徒会副会長。

瑞城豊の姿が。

「大丈夫か?」

「・・・」

大丈夫・・・・うん、大丈夫。

「なわけねぇぇぇ!!!」

「ははは。」

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