
BL~中編・長編集~
第12章 ~こんどこそ一緒に~
出発前日になって突然、日本に残りたいなんて言ったら、反対されるのは当たり前なんだけどね。
「なんて言って納得させたんだ?」
「・・・・・・」
シバの言葉に、一昨日の晩のことを思い出す。
『アメリカに行きたくない!!?』
『・・・うん。』
そう告げた時の父さん達の驚きは、半端なものじゃなかった。
『どうして!?』
『・・・・・大切な人ができたんだ。 俺・・・その人と、ずっと一緒にいたい。』
俺が残りたい理由を言うと、父さん達は黙り込んだ。
『父さんと母さんが嫌いとか、そういうのじゃないんだ。 ただ・・・・父さん達以上に、一緒にいたい人に出会っただけで・・・・』
そこまで話すと、父さんに言葉を遮られた。
『・・・そうか。 ハルはそれで幸せになれるのか?』
『・・うん。』
俺が頷いたのを見て、父さんと母さんは優しく微笑んだ。
この二人がこんなに優しく微笑んでるのを、俺は見たことがなかった。
『なら、お前を信じよう。 その人と幸せになりなさい。』
「なんて言って納得させたんだ?」
「・・・・・・」
シバの言葉に、一昨日の晩のことを思い出す。
『アメリカに行きたくない!!?』
『・・・うん。』
そう告げた時の父さん達の驚きは、半端なものじゃなかった。
『どうして!?』
『・・・・・大切な人ができたんだ。 俺・・・その人と、ずっと一緒にいたい。』
俺が残りたい理由を言うと、父さん達は黙り込んだ。
『父さんと母さんが嫌いとか、そういうのじゃないんだ。 ただ・・・・父さん達以上に、一緒にいたい人に出会っただけで・・・・』
そこまで話すと、父さんに言葉を遮られた。
『・・・そうか。 ハルはそれで幸せになれるのか?』
『・・うん。』
俺が頷いたのを見て、父さんと母さんは優しく微笑んだ。
この二人がこんなに優しく微笑んでるのを、俺は見たことがなかった。
『なら、お前を信じよう。 その人と幸せになりなさい。』
