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BL~中編・長編集~

第1章 ~どんな君も好き!!~

「優太になにやってんだ?」

「いや、あの、これはっ・・・」

「僕たちは先輩のためを思って・・」

普段とは違う海斗の様子に怖気づく後輩たち。

「お前らなら、優太が俺にとってどんな存在か分かったはずだろ?」

「でもっ・・・」

「優太から離れろ。」

「・・・っ・・・・」

海斗の言葉に素直に従い、後輩たちは僕から離れた。

「優太、大丈夫か? こいつらになんかされたか?」

「・・・・別に・・」

あ・・・僕、最低。

海斗は僕を助けてくれたのに、ぶっきらぼうにそう答えちゃった。

「はあ・・・」

海斗のため息が聞こえた瞬間、僕は海斗の腕の中にいた。

「なんにもされてないなら、何で泣いてんだよ。」

「・・これはっ・・・」

大好きな海斗の声。体温。吐息。鼓動。
安心して、涙が溢れてきた。

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