テキストサイズ

二十歳になれば

第5章 友達のこと


玲菜は昔からそういう表現を使う子だったんだろうか、ふとそう思った。


このサイトに来て、このサイトで出会った友達の影響を受けて、そういう表現を使うようになったんだろうか。


玲菜には私と知り合う前から、お気に入りの友達がいた。


私と話している最中でも、玲菜は彼の更新を常に気にしている。


彼女がこのサイトの中でおそらく最も陶酔しているその友達は、実は私の最も嫌いな類の人物だった。


困ったな…


彼の世界観に影響されて欲しくない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ