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恋心

第22章 蛇

初恋の人に似た女性に
向かった…



もうすぐだ…
俺の胸は騒がしく高鳴った



スーツの内側にある携帯が
鳴り響いた。


いま一歩の所で
立ち止まり
携帯画面を見た。


経理の杉田からだ…



『チッ…』



電車は、次の駅で止まり


女性は、降りていった…


俺は、携帯を片手に
スルリ
ドアがしまりかけた瞬間に降りた。


女性の後ろを追いながら
経理の杉田と電話をしていた。


難しい話より
俺は、女性に声を掛けたい…


急ぎ足で改札をでた。

女性は
トイレに向かい


俺は…シャットアウトになった。

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