テキストサイズ

恋心

第22章 蛇

同じ夜はいらない


向かいにある
怪しいビルの二階に
脚フェチの店がある

脚なんかに興味なかった
女はスタイルと顔だ

寂れた向かいのビルを
俺のオフィスから丸見えだ


タバコに火をつけて
向かいのビルをみていた
昼間っから
通うオヤジ達の人数を数えながら
退屈をまぎらわした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ