
どらくえ3
第4章 レーベ村
次の朝、俺達はおばさんに見送られて宿を後にした。
「うぅ、頭痛い…やっぱ最後のワインは飲み過ぎた…。」
イースはちょっと二日酔いだ。
長老の家は町外れにあった。
俺達が玄関に立ったとき、
どーーん!!
突然、家の中から爆発音が響き渡った。
窓から白い煙が上がる。
「おいおい大丈夫かよ?」
俺達は恐る恐る長老の家に足を踏み入れた。
一階は広く天井が高い。
中央に大きな釜が置かれてグツグツと何かの液体が煮立っている。
奥にある階段から2階に上がる。
「こんにちはー。」
「いらっしゃい。おお、そこの御仁とお嬢さんは先日会いましたな。」
白髭をのばした高齢の男が迎えてくれた。顔に煤がついている。部屋の中も焦げ臭い。
「あの大丈夫ですか?」
「ん?ああ、気にせんでくだされ。ちょっと火薬の配合を誤って爆発しただけですじゃ。全く大丈夫。」
「でも爆発したんじゃ…?」
「大丈夫。誰にでも間違いはありますゆえ。して、盗賊の鍵は手に入りましたかな?」
―なんか話が逸らされたような…本当に大丈夫なのか?
「ここに」
アベルが盗賊の鍵を差し出す。
「これぞまさしく!わかりました。それでは、わしが作った魔法の玉を持っていきなされ。」
そう言うと長老はリンゴを大きくしたぐらいの金属の球を手渡した。
―わしが作った?
俺達は一瞬、顔を見合わせる。
「これを持ってアリアハン大陸の東、いざないの洞窟を目指しなさい。旅の泉の封印が解かれましょう」
「は、はい。ありがとうございます。」
俺達は魔法の玉を受け取り、長老の家を出た。
「うぅ、頭痛い…やっぱ最後のワインは飲み過ぎた…。」
イースはちょっと二日酔いだ。
長老の家は町外れにあった。
俺達が玄関に立ったとき、
どーーん!!
突然、家の中から爆発音が響き渡った。
窓から白い煙が上がる。
「おいおい大丈夫かよ?」
俺達は恐る恐る長老の家に足を踏み入れた。
一階は広く天井が高い。
中央に大きな釜が置かれてグツグツと何かの液体が煮立っている。
奥にある階段から2階に上がる。
「こんにちはー。」
「いらっしゃい。おお、そこの御仁とお嬢さんは先日会いましたな。」
白髭をのばした高齢の男が迎えてくれた。顔に煤がついている。部屋の中も焦げ臭い。
「あの大丈夫ですか?」
「ん?ああ、気にせんでくだされ。ちょっと火薬の配合を誤って爆発しただけですじゃ。全く大丈夫。」
「でも爆発したんじゃ…?」
「大丈夫。誰にでも間違いはありますゆえ。して、盗賊の鍵は手に入りましたかな?」
―なんか話が逸らされたような…本当に大丈夫なのか?
「ここに」
アベルが盗賊の鍵を差し出す。
「これぞまさしく!わかりました。それでは、わしが作った魔法の玉を持っていきなされ。」
そう言うと長老はリンゴを大きくしたぐらいの金属の球を手渡した。
―わしが作った?
俺達は一瞬、顔を見合わせる。
「これを持ってアリアハン大陸の東、いざないの洞窟を目指しなさい。旅の泉の封印が解かれましょう」
「は、はい。ありがとうございます。」
俺達は魔法の玉を受け取り、長老の家を出た。
