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さくらさく

第3章 2

「大丈夫。さくらと遊んでたから」

『あー、じゃあ駄目か。』

「え」

『部活、終わったからさ。オレんちで…どうかなって。』

「…ち、ちょっと待って!!」

奈々ちゃんがいきなり私の方を向いた。

「日向がオレんちでどうって…」

「え!?ナイスタイミング!!よかったね!!」

奈々ちゃんは少し顔が赤いようだ。

「でも、さくらは大丈夫?」

「大丈夫に決まってる!行ってきて、久しぶりなんだし。」

「…ありがと」

奈々ちゃんは電話に戻って今から来ると言った。

「ばいばい♪」

「うん、ありがと」

そう言うと走って外に出る奈々ちゃん。

私も祐樹に会いたいよぉ…

電話…してみよ!!

プルルルップルルルッ

『もしもし』

「祐樹?今何してた?」

『ん?何もしてない。さくらとヤりたいって思ってた。』

…またまたこーいうこと言う。

「私も!!同じこと考えてたねぇ。…今から祐樹んち来ていい?」

『まじ?いいよ、おいで。』

「今からくる!!待ってて!!」

私はゲームセンターを出て祐樹の家にむかった。



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