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恋ばか

第37章 ~お慕い申し上げます~

「どうされました?」

「…………」

こんな朝早く…今まで、こんなことはなかったのに。

「ニックさ…!?」

そんなことを思っていたら、ニック様に押し倒された。

「ぃ…っ…」

その場で押し倒されたので、床に押し倒されたわけで…

「ニ…ック様…?」

背中が痛い。

本当に、どうしたのだろうか。

「んっ!?」

な…に…?

「ニックさ…んっ…!!」

ニック様…?

いつもと、様子が違っ…

「んぅ…ふぁ…ッ…」

「………」

あ、まずい…体が、反応し…

「立て。 場所、変えるぞ。」

「え、ちょ…」

長いような短いようなキスが終わった後、ニック様は私の腕を引いてベッドに誘導した。

「ニ、ニック様…何故、こんな朝から…」

「俺、向こうに行く便が早いんだよ。 一ヶ月も俺に相手をされないのはつらいだろ?

だから、自分で抜けるように、レクチャーしてやろうと思って。」

「なっ…」

それって…

「ほら…やってみろよ。 いつもどんな風にしてんの?」

「そ…んなこと、しなっ…」

元々淡白な方だから、自分でなんてしたことない。

「したことないのか?」

「あ、あるわけないじゃないですか!!」

ちなみに言うと、私、童貞です。

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