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理想の男の子

第10章 崩れていく…

腰が抜けて愕然(がくぜん)とする

力が出ない。声も出ない。

出るのは冷たい涙



届かなかった恋心

届いて欲しい…けど現実は違った。

彼女が居る人を好きになるなんて…

最初から無理だった。

振り向くかもしれない希望と

あの2人が別れるかも知れない希望が

私の救いだった



私は立ち上がり、涙を拭った

秋には悪いと思ったけど

先に帰ることにした

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