楽しいプール
第40章 サマーキャンプ
教室は窓から差し込む
月の明かりで少し
見えるくらい。
こんな学校に入ったのは初めてでドキドキしていた。
すると亮くんは
隣に座ってる私の肩に
頭を寄せてきた。
そんなことをされ
私の心臓はより早く
脈打った。
『ねぇ美緒…?』
「…どうしたの?」
『俺ね』
「ぅん」
『好きな子いるんだ』
「…だあれ?」
『んー?誰でしょう』
亮くんは
ははっと笑った。
『教えてほしい…?』
「ぅん。知りたいなあ」
『じゃーこっち向いて』
私は亮くんに言われるまま横を向いた。
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