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カレとワタシと100の嘘

第16章 激震

プレゼントの余韻に浸りつつ

数日が過ぎた3月のあの日



日本中に衝撃が走った。



――そう、

東日本大震災である。



私はその時、上の子が熱を出して病院にいた。

私の住む街は大きな揺れはなかったのだが


ロビーの巨大TVに映されていたのは

私の生まれ育った街の港が波に飲まれている映像だった。

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