
恋愛短編集
第1章 まぁくんの隣
ガタンゴトン―
ガタンゴトン―…
ふふふっ
出会った頃のこと、思い出しちゃった
あの告白の後、「俺も好きだからいいよ」って笑顔で言ってくれたんだよね
だから私はその日から、"正輝くん"じゃなくて"まぁくん"って呼ぶようになった
凄く嬉しかったんだよ///
デートとかも楽しかったなぁ
まぁくん、いつも遅刻してきたよね
なのに当然のように歩いて来るんだもん…
1回私が本気で怒ったら、まぁくん凄くしょんぼりしちゃって
見かねた私が、なぜかアイスを奢ったんだっけ
でも遅刻癖は治らなかったね(笑)
