ひと夏のアバンチュール
第5章 嵐の予感
時間が過ぎるのも忘れて
夢中で話し込んだ
「申し訳ありません
もうクローズですので」
店員さんが深々と頭を下げた
「もうそんな時間?
彩華楽しかったよ、また会おう」
「・・・部屋に来ない?」
「ケンを迎えに行くから」
「じゃあー2人で来ない?」
「・・・・・・・・・・・・・」
「嫌じゃなかったら・・・・」
「いいのかい?」
「ごめんなさい、いいの無理しなくて」
「嬉しいよ」
「もう遅いし、忘れて」
「彩華・・・送るよ」
「大丈夫 すぐ上だから」
「送りたいんだよ 僕が」
ライアンは無理矢理
エスカレータホールまで
無言でひぱってきた
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える