ガーディスト~続編~
第1章 死んでもストーカーする男(前編)
祐司の方に振り向こうとすると、
突然抱きしめられた。
「!!」
つばきは驚いて目を丸くする。
「ゆ、ゆーじっ…?」
「ごめん…うまく慰められなくて…」
「ゆーじ…」
つばきの表情が緩んだ。
自分を慰めようとしてくれたのだと思うと、嬉しくてたまらなくなった。
「ゆーじ…ありがとう」
つばきはそっと、祐司の背中に手を回した。
(久しぶりのゆーじのぬくもり…ずっとこうしてたい…)
「…つばき」
「なに?」
満面の笑みで祐司を見上げるつばき。
目の前には、真剣な瞳で見つめる祐司がいた。
ドキン…
胸が高鳴る。
もしかして…
この雰囲気は…
ドキン ドキン
心臓が激しく波打つ。
つばきは顔を紅潮させながら、祐司を見つめ返した。
そして目を閉じようとした時…
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