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はぁはぁはぁ・・・


僕と安部君の深い呼吸が重なる。



そしてどちらからともなく唇を重ねる。



さらりと安部君が僕の髪をすき、頭を撫でてくる。



なんで

こんなに優しくしてくれるんだろう・・・・





ぬちゅっ

グポッ―――――



僕の中から欲望を放ったばかりの安部君自身が取り出される。

粘着質な湿った音。


糸を引きながら離れていく。




ギュッ―――――


「あべく・・・」


「夏樹・・？」





不意に腕を掴んでいた。


引き止めるように僕は、
安部君の腕にすがりついた。


「どうした？」


安部君から目が離せない。


なんて言えばいいんだろう。


この気持ちをなんていえば・・・







わからない。










「夏樹？」


「あっ、ごめんなさい・・・」



僕は急いで手を離す。


自分がした行動が急に恥ずかしく感じて、思わず顔の前に手をクロスさせた。