無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

抜き差しを繰り返され、感じる部分を擦られると、声を止めることなんて出来なくて・・・


「安部く・・・ぅん・・あっ。」


「夏樹・・・」


ドクン―――――





なんでそんな優しい声で僕の名前を呼ぶの？

どうしてそんな優しい表情で僕を見るの？



「夏樹・・・イイ？」


「んっあぁ、気持ち・・いっ・・
もっと・・して・・
ナカ・・・安部君ので・・んんっ」


僕の言葉が終わるまえに安部君の唇が僕の唇を塞ぐ。


同時に腰を掴まれ激しく突き上げられる。


ジュブジュブッ―――――


結合部から漏れるイヤラシイ音。

安部君と僕が繋がってる音。




考えてみれば、安部君とこうして向かいあって抱き合うことは初めてだった。


そう・・

初めて僕の中で感じてる安部君の顔を見たんだ。

しっとりと汗ばんだ肌も
潤んだ瞳も
荒い息遣いも
熱くなった身体も。


こうして見るのは初めてなんだ。