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「ん・・・・」



暖かいものに包まれていた。
僕はそれにしゃがみついて頭を擦りつける。
気持ちのいいぬくもり。




ここ・・・どこだっけ？




ゆっくりと瞼を開けると僕の目の前には安部君の整った顔が・・・






あれ？

なんで？





じっくりと顔を見ていると、パチリと開いた安部君の目と視線がぶつかる



「あ・・・の・・・」


「起きたのか？」


「あ、うん・・・」


「お前全然起きねぇから心配した。」


「え・・・そうなの？」


「やり過ぎた・・・」




フワッと頬に触れた安部君の手が優しく僕を撫でる。
目を細めて僕を見つめる安部君の仕草がとても艶っぽくて・・・

どきんと胸が高鳴る。


だって・・・


嫌でも思いだしてしまう。


皆が来る前に僕・・・


安部君とキスしちゃったんだ。