テキストサイズ

ドエロイBL集!色んな所でやっちゃって・・・・

第15章 ホラー研究会『隆明』の場合・・・



ガラッ



「先輩!ここに着替え置いときますね!
多分サイズは問題ないと思いますけど。」



ガラッ



虎が浴室をあとにした音を確認してから、着替えを拝借する。


気をきかせてくれたのか、新しい下着まで出してくれていた。



有り難く下着を借り、部活で使っていたものと思われるハーフパンツをはき、トレーナーを上からすっぽりとかぶる。
少し大きめのトレーナーからは、

虎がいつも使っているであろう柔軟剤の香りがした。





まるで

虎に抱きしめられているみたい・・だ・・・



ガラッ


そのまま浴室をあとにして虎が待っている室内に戻る。



「あっ、先輩。
サイズ大丈夫でした?」


「あ、あぁ・・・
下着まで悪い・・・な・・・
また今度新しいの買って返すから・・・」


「いえ!気にしないでください!
じゃ、DVD見ましょうか!」



隆明は先ほど座っていた場所に行くとストンと腰を下ろす。



「じゃ、電気消しますね?」

「あぁ・・・」




暗くなった室内。

俺の横に座る虎。

肩が触れそうになるくらいの近い距離・・・。




ドキン・・・

大きく鼓動が跳ねるのを感じてしまう。



映画の冒頭はよくある幸せな家庭。
きっとそこから恐ろしい事がたくさん起こっていくのだろうということは容易に推測できた。



隆明は

虎の横顔をチラチラと盗み見ていた。


あぁ・・・

やっぱ格好良いなぁ・・・



「あっ!先輩・・・たぶんそろそろ来ますよ!!!」


ちらっとこちらを見た虎と目が合ってしまう。


隆明は急いでテレビへと視線を移した。



次の瞬間・・・



「ギャーーーーーーーー!!!!!ぶはぁ!!!」


狂気的な悲鳴とともに画面は血の海となる。


「ぎゃーーー!!!!!」


それとともに隆明も叫ぶ。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ