一万回目のプロポーズ
第5章 ちょっとは近づけた
「ちなみに男女比は
男3と女2だ
はい引いていけ~」
先生は窓側の席の子たちから呼び、どんどんくじを引かせていった
そしてとうとうあたしの番…
ああ、運命決まるー…
どりゃ
『…B班』
ってことですよ
B班誰がいますかねー?
自分の班を先生に報告すると、先生はそれに書き留めていった
自分の席に戻り、俊司がくじを引く姿を見ていた
俊司が自分の班を見たときのリアクション
「おっ」
という感じ
それじゃあ何班かわからんだろー!!
俊司も先生に伝えると、こっちへ戻ってきた
何だった?
とは聞けない…
だって、好き丸出しみたいじゃん?
『はぁ…』
ため息ついた…
幸せ逃げた…
3秒以内にもう一度吸い込む
「よーし、それじゃ全員決まったな
言っていくから、ちゃんと覚えておけよー?」
先生はパイプ椅子から立ち上がり、声を大にして発表した
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