my darling
第13章 お泊まり♪
「べ、べつにっ」
ほっぺを離されて
かわりに肩を抱かれる。
「怖かった?」
「…」
涙を流すことしか
できなかった。
「怖かったよなぁ…
でもね、俺今まで朱里に
なんもしてやれなかったこと
すごく後悔してんのね。
だから、これからは
たっくさんたっくさん
朱里のしたいことしよう?」
「っ、はるうう…はるうあぁ…っ」
「朱里?…」
「ふぁぃぃ…」
「今までこんな
付き合ってるか付き合ってないか
わからんくらい奥手の俺を嫌いに
ならないで
ずっと付き合ってくれてありがとう」
心が一気に暖かくなって
心臓が高鳴って
声が出なくなった。
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