my darling
第5章 陽side
友達からも
お前な、彼女が好きなんじゃないの?
ってよく疑われる。
俺は…。
朱里を大事にしすぎたかな。
でも、こうでもしなきゃ
朱里が消えちゃうんじゃ
ないかって怖くなる。
腕のなかの朱里は
あったかくて
優しい。
「ありがとな」
「陽?」
「俺を好きになってくれて」
「陽?どうしたの?急に…」
疑問をのせた顔が
とてもいとおしくて
きつくきつく抱き締めてた。
「っ!陽っ!き、きついって!」
「あ、ぁ、ごめん」
「陽、なんかあった?」
「え?」
「なんかいつもとちょっと違う…」
「そうかな?」
「うん」
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える