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時間の恋 上

第1章 高校出会い

『えぇ言われてたやん。
つか学校教室入んないと!
遅刻扱いされちゃう!』

『あ、そうだった!!』

そのころには

和兄ファンもいなくなっていた

私たちは慌てて
二階の一番左端っこの
教室にむかった

私たち1学年は

AーDまでクラスがあり
私と紗癒梨は
A組で中学の頃みたいに一緒★

だけど

毎回疑問に思うことがある


紗癒梨もそれに対しては
同じ意見。


『来るたび思うけど
なんでAが一番端なんだろう。普通さ、階段上がって
目の前が教室なのにねぇ』



『それおもうよ。
しかも一番端っこだから
地味に静かだよね。』

そう、
うちらの教室は
ちょっと場所が変わっているのだ。
そんなことを
ブツブツ
廊下で呟いていたら…

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