
あなたが幸せなら、それでいい。
第4章 再会
あたしと亮はとっても幸せだった。
だけど、あの日
あなたに再会してしまった。
そう、翔に。
会ったとき、翔はあたしが
誰かわからないようだった。
思い切って、言ってみたんだ。
『2年前に、先輩からあなたに
手紙を渡してもらった者です。』
そしたら あなたはすぐに思い出した。
『あの手紙の子なんだ』 ってね。
アドを交換して、その日は別れた。
夜になって、メールがきた。
そして、あの時の話をしたり
他愛もない話をしたんだ。
そのときすでに、あたしは
再び翔に惹かれていた。
