
あなたが幸せなら、それでいい。
第3章 1回目の告白
それから数日が経って、
離退任式があった。
その日、あたしはなぜか
もしかして翔に会えるかも
って手紙を持っていったんだ。
それが当たったんだ。
式が終わって、あたしは
先輩と正門のところにいた。
そしたら、翔がでてきた。
渡そうと思って
少しだけ近づいてみたけど、
やっぱり渡せなくて。
でも、後悔はしたくなかった。
だから、思い切って
あたしの先輩にその手紙を翔に
渡してもらうように頼んだんだ。
そして、なんとか
手紙を渡すことができた。
