
あなたが幸せなら、それでいい。
第8章 友達
その日は、『懐かしいね』
なんていうメールをしてた。
お互いの近況報告なんかしたりして。
そしたら急に、翔が
『俺、弱いからな』って言葉を吐いた。
急にどうしたんだろう?
って思ったから、
『どした?』って聞いた。
すると、翔は
『お前と別れなきゃよかった』
って言ったんだ。
あたしは衝撃を受けた。
っていうか 『は!?』って感じ。
素直じゃないあたしは、
『カコはカコ!』って送った。
翔は『たしかに、だよな!』って。
あたしはその日、動揺していた。
