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最後は後悔だけ。

第4章 覚悟を決めて

私は
本当に人魚になっていた。


『うそ…』

とても嬉しかった。


「ふふ。どう?人魚になった気分は」

『ま、まだよく分からない。でも…すごく嬉しい!!』

「よかった。私もすごく嬉しいわ!」

そう言って
彼女は砂浜を走りだした。

「みて!足よ!!私、今、走ってるのよ!人間になれたのよ!」


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