
二度目の初恋
第2章 バレンタインと告白
お礼を言おうと顔をあげると、相手は松本。
「うわあぁ!!」
ばっと勢いよく松本から離れる。
「うおっ!!なんだよ……」
松本が眉間にシワを寄せて見てくる。
「ま、松本ありがとう!じゃ、急いでるからバイバイ」
明らかに動揺してる。
少しでも早く松本から離れたいって思ってる。
あたし、気にしすぎだって。
そう思いながらも、松本の横を急いで通りすぎようとする。
「あ、待てよ」
がしっと腕を捕まれる。
「っ!!!!」
びくりと異常に反応するあたし。
なに、これ。
何だかやだ。
離して。
いや……。
「………っ」
しかし、そんな気持ちは言葉にならない。
どうして?
声が出ない。
捕まれた腕から体温が下がっていく気がする。
「久賀?どうしたんだ?」
そして、松本の心配するような声ではっと我にかえる。
再びあの感覚が戻る前に松本の手から離れる。
「……何でもない」
「お前、震えてたぞ?」
「寒いからだよ!……松本こそどうしたの?」
今は松本を嫌だと思わないのに、さっきは何で嫌だったの?
「うわあぁ!!」
ばっと勢いよく松本から離れる。
「うおっ!!なんだよ……」
松本が眉間にシワを寄せて見てくる。
「ま、松本ありがとう!じゃ、急いでるからバイバイ」
明らかに動揺してる。
少しでも早く松本から離れたいって思ってる。
あたし、気にしすぎだって。
そう思いながらも、松本の横を急いで通りすぎようとする。
「あ、待てよ」
がしっと腕を捕まれる。
「っ!!!!」
びくりと異常に反応するあたし。
なに、これ。
何だかやだ。
離して。
いや……。
「………っ」
しかし、そんな気持ちは言葉にならない。
どうして?
声が出ない。
捕まれた腕から体温が下がっていく気がする。
「久賀?どうしたんだ?」
そして、松本の心配するような声ではっと我にかえる。
再びあの感覚が戻る前に松本の手から離れる。
「……何でもない」
「お前、震えてたぞ?」
「寒いからだよ!……松本こそどうしたの?」
今は松本を嫌だと思わないのに、さっきは何で嫌だったの?
