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ランタンチーク

第1章 華の弟


でも……。

これくらいじゃ、快感なんてうまれそうもない、
もっと、
写真をとって?

兄の空いている方の手をとり、兄の指を口に入れる。

吸って舐めて、
まるで、あそこをしゃぶってるようだ。

口の中で指が蠢く。
淫らに動きまわる指を、
叱るように、噛んだ。

『くっ……っ』

兄の口から漏れる吐息と同時にカメラが部屋のマットの上に落ちる。

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