
あたしは誰のもの?
第15章 拒絶
ガラガラッ
「お待たせー」
弁当を持って千草が来る
「どうぞ」
「ありがと!」
さっそく開けて食べる
めちゃくちゃおいしい♪
「・・誰かと電話してた?」
「え?・・うん」
「だれ?」
「・・・・・・雄汰さん」
言うのを少し躊躇ってしまった
「・・そっか」
千草はあたしの頭を撫でてくれた
「ありがと・・・千草・・・」
「あのさ!冷華・・・僕、今なら!」
「今なら・・?」
「・・・・あ・・・・・・いや・・・なんでもない・・・・・忘れて・・」
少し悲しそうな顔だったのは・・
気のせい・・・?
