
あたしは誰のもの?
第15章 拒絶
QUEEN,冷華side
ん・・・・?
千草が誰かと話してる・・?
ぼやける目で上を見上げると、
千草は誰かと電話している
「はぁ・・・?琉星がバカなんじゃないの?」
あぁ・・・相手は琉星か
「んぅ・・・」
「ん?あ、おはよ冷華」
「おはよ・・」
ムクッと身体を起こす
「今何時?」
「今は15時くらい・・お昼食べる?」
コクッと頷く
「了解♪んじゃあ、琉星きるよ」
プツッと千草は電話を切ると、
立ち上がった
「教室に置いてきちゃったから持って来るね」
「あ、あたしが取りに行くよ?」
「いいよ、僕が取ってくるからここにいて?」
「ごめん・・・ありがと・・」
千草はニコッと笑って図書室を出て行った
