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完熟の森

第32章 祭り 1

「窓際、まだ空いてる?」


「空いてるよ。いつものでいい?」


「ええ、後は…」


と言いながら、雫は僕を見た。


「雫と同じでいい」


僕はムキになって言った。


雫の代わりにバーテンダーが、「はい」と返事をした。


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