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ブルースカイ

第5章 美香

それから美香は、毎日のように俺の部屋を訪れるようになった。







まるで押し掛け女房。これはこれで悪くない。







ほとんどの場合は学校が終わって待ち合わせして、一緒に買い物に行き、晩飯を作ってくれたり、たまには外食したりして、帰る前には、翌朝の飯の準備までしてくれた。







翌朝の飯の準備はいつも時間がかかった。必ず毎日途中で足りないものが出てくる。







それこそ醤油、塩、砂糖などのありきたりなものから、チーズ、ハーブなど、その料理のどこで使うかわからないものまであった。

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