テキストサイズ

ブルースカイ

第5章 美香

「ええよ。李くんの家の中華もチャイナタウンやったし、行ってみようか?」





「ええな、行こうや。」





李君は、中華料理屋の息子で、俺は話友達程度だったが、美香の兄貴のゆうちゃんと仲が良かった。





ランチのあと、センター街をうろつき、居酒屋で酒飲んで、三ノ宮の街をぶらついていた。





デートらしくないデートやった。





「なぁ、美香。今日のデートって中途半端な内容やったな。」





「そうでもないと思うで。」





「美香的には具体的にどういうデートがいいん?」





「アクシデントは起こってもええから、引きずらんでほしい。あとは行く場所決めてくれたら、近くで知ってる店とか言えるし。」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ