
温もり
第2章 妹
「なんでこんなに有名なのに、インタビューとかないんだろうね?」
二人にとってもそこが不思議だった。
ある程度はハンター協会が口を出しているのだろうと思うが、それにしてもあまりに二人のプライベートの情報がない。それこそ、リンバークと言う国のオナハと言う島に住んでいるのはチラホラ出て来るが、それ以上の事、例えば彼らのよく行く店などの話はない。逆に、スパルスと言う少年の事はよく載っているのだが、二人はあまり興味も無く、サラリと流している。
「知られたくない、とか?」
ふと思って零九が呟く。
「協会が?」
「うん」
ラディの存在を考えると、ありえない話でもないな、と零九は思う。そこまでする意味は解らないが、ラークという存在が協会にとっても重要である事は窺える。
「強いからってだけじゃないっぽいよね」
「何か秘密でも握ってるのかも知れないな」
「ハンター協会の秘密? なにそれ」
適当に言ってみただけの零九はニニがクスクスと笑っているのを見て、満足そうに笑う。
他愛もない話しをする。
ただ、それが幸せだった。
二人にとってもそこが不思議だった。
ある程度はハンター協会が口を出しているのだろうと思うが、それにしてもあまりに二人のプライベートの情報がない。それこそ、リンバークと言う国のオナハと言う島に住んでいるのはチラホラ出て来るが、それ以上の事、例えば彼らのよく行く店などの話はない。逆に、スパルスと言う少年の事はよく載っているのだが、二人はあまり興味も無く、サラリと流している。
「知られたくない、とか?」
ふと思って零九が呟く。
「協会が?」
「うん」
ラディの存在を考えると、ありえない話でもないな、と零九は思う。そこまでする意味は解らないが、ラークという存在が協会にとっても重要である事は窺える。
「強いからってだけじゃないっぽいよね」
「何か秘密でも握ってるのかも知れないな」
「ハンター協会の秘密? なにそれ」
適当に言ってみただけの零九はニニがクスクスと笑っているのを見て、満足そうに笑う。
他愛もない話しをする。
ただ、それが幸せだった。
