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第14章 case6 【オ前ヲ貶メタイ】 3

「他の奴らも・・・欲しいなら続けろ。結果は自ずと出る」

そう、言い放って。

「絢乃」

呼ぶと同時に、右腕を引っ張られる。

「いた・・・」

「立て」

ぐいっっと引っ張られ、問答無用で立たされる。逃げ・・・。

「逃げるな」

ビクッと声に反応する身体。腰に腕が回り、いよいよ逃げられなくなった。今からでも振り切れる・・・?

「的場、10分後に絢乃の部屋に来い」

今更ながら逃げる算段を考えていた私は、斎の動きに面食らう。

ドアを開け、廊下に引き摺られる様に出された、と思ったら、視界が急にぐにゃりと動き、

気が付けばさっきまで寝ていた部屋に戻ってきていたのだから。

そして身体を投げられた先は、ベッドの上。いつの間にか灯りが煌々と照らされ、何もかもを曝け出すかのうよう。

「イヤッ」

「どこに行く気だ?」

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