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第9章 case4 【私ガ一番デアリタイ】 2
授業中は、やっぱり静か。
こっそり抜け出して、向かった第
2図書室。
ドアに手をかけた時、トントンと肩を叩かれた。
「誰っ!?」
「ね、貴女、咲楽君に何かあったの?」
振り返ると同時に、相手は話しかけてきた。内容が唐突で理解できない。
「・・・・・・え?」
そして改めて顔を見る。何故ココで会うのだろう?三浦あずさ生徒会長、に。
「昨日までの態度と、今日の態度がまるで違うのよ。彼、何かあったの?」
「どういう・・・?」
「愛想が無いの。私の事、気に入ってくれてると思ってたのに『黒田と話をして、俺は生徒会に入らない事になったから、もう必要以上に話しかけないでくれますか?』って他人行儀」
理由なんて解る訳が無い。
「おまけに広野君は急に実家の都合で実家に帰っちゃったっていうの。ま、そこは関係ないけど」
「帰った?」
こっそり抜け出して、向かった第
2図書室。
ドアに手をかけた時、トントンと肩を叩かれた。
「誰っ!?」
「ね、貴女、咲楽君に何かあったの?」
振り返ると同時に、相手は話しかけてきた。内容が唐突で理解できない。
「・・・・・・え?」
そして改めて顔を見る。何故ココで会うのだろう?三浦あずさ生徒会長、に。
「昨日までの態度と、今日の態度がまるで違うのよ。彼、何かあったの?」
「どういう・・・?」
「愛想が無いの。私の事、気に入ってくれてると思ってたのに『黒田と話をして、俺は生徒会に入らない事になったから、もう必要以上に話しかけないでくれますか?』って他人行儀」
理由なんて解る訳が無い。
「おまけに広野君は急に実家の都合で実家に帰っちゃったっていうの。ま、そこは関係ないけど」
「帰った?」
