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恋なんかしなきゃよかった

第14章 恐れていたこと



同窓会から数日後…

大学の帰りに
会いたくない人に
会ってしまった。

「久しぶりね。香月さん。」
そこにいたのは

「お久しぶり。桜井さん。」


高校の頃
私と怜汰の仲が
気に入らず

私にひどいことをした
張本人だった。

「お元気でした?」

「えぇ。」


「ふふっ(笑)
それはよかったわ。

あっ、そうだ。
日向くん元気?
今3歳でちょうど
カワイイ時期でしょ?」

「えっ?
どーしてそれを?」

「ふふっ!(笑)」

「日向は関係ないわ。」

「さぁーどうかしら?」

「ふざけないでっ!」
私は睨み付けてやった。

「あぁ。恐い恐い。
まぁーいいわ。
またいつか
お会いしましょ。
ごきげんよう。」

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