NO VOICE LOVE
第2章 Received Voice,
そんなの申し訳ないです!というように
未夢はブンブンと首を横に振る。
慌てる未夢を、旭は
「だめ。俺が送るったら送るの!
夕方のお詫びも兼ねて、さ」
と、未夢の膝の上にあった荷物を
ひょいと持ち上げる。
「ね?」
旭の笑顔に、未夢がかなうはずもなく
未夢は旭に家まで送ってもらうことになった。
「和也ー!
俺ちょっとこの子家まで送ってくるわ!」
ギターを片づけていた和也に声をかける。
「おー。
気を付けてな」
和也はそう言いながら、
旭に手を引かれる未夢に
軽く会釈した。
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