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それでも恋するドM娘

第13章 新しい季節は。

「千紗ちゃんっ……千沙ちゃんっ!!」


陽菜は泣き出しそうに眉を歪めて唇を振るわせる。


「おっきな声、出ちゃうっ……キスして……唇、ふさいでぇ……」


「ん。わかった」


千紗は声を抑えるという大義名分で陽菜の唇に吸い付く。


陽菜も興奮気味に千紗の口に舌を入れてくる。


「あんっ……陽菜ちゃん、だめ……」


形だけ拒んだ後、千紗は陽菜の舌を受け入れて、口の中で絡めあう。


ぷにぷにとした互いの舌がじゃれあうように絡まる。


二人とも口の端からよだれを垂らし、一心不乱で深いレズキスを堪能した。


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