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「じゃーそろそろ新入生、入学式の入場するぞー」


若い先生が教室のドアから顔を出し、はしゃぐ生徒たちはゾロゾロと教室から出た。


「お、じゃーよろしくな!!」
「頼んだぞ!!」


白くなる私を置いて双子は教室を出た。



「へぇ、女好き双子のイケメン男子??」


優はクスクス笑いながら、体育館の玄関前にある花壇を見る。


歩けば百合、座れば牡丹とは優のことのようだ。