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おまわりさんはドS

第2章 出会い

2人に自分の話をされているとは知らず、
凛はおまわりさんと睨み合っていた。

「だっだから…!帰してっ…」
「へ~拾ってもらったのにその態度か。イケナイなぁ、そんな悪い子には…」
そう言いながら隼斗が、凛の耳元に
「お仕置きだよ?」
とため息混じりに呟いた。

また、凛はぞくりとしてしまう。
さっきから何度この攻撃を受けたか。

耳元でささやかれるだけでもういっぱいいっぱいだった。

頬は紅く染まり、瞳は少し潤んでいた。
「ん~…お願い、帰して…ぇ」

潤んだ瞳で見つめられると、コレにはやられたのか、
隼斗も思わず息をのむ。

吸い込まれそうだ。

しかし凛は隼斗に見つめられて、心臓がはれつしそうだった。

ひゃ~っこんなの無理だよぉ~っ…反則…

すると、ふいに何かが唇に触れた。

「…え… ?」

隼斗の唇が触れたのだと分かるまで、
何がどうなっているのか分からなかった。

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