君がくれたぬくもり
第39章 彼女は私!
「俺の女はお前だけだ。」
「うん……大好き///」
お互いの気持ちを確かめ合うように、何度も何度もキスをする。
その刹那…
――――コンコンッ
「岳ちゃーん!!いるのー?」
!!!!
ドアの奥から聞こえる声に心臓が跳ねる。
……千夏ちゃん!?
「………。」
「……。」
岳は何も言わずに、ただただ険しい表情でドアを見つめている。
すると再びドアがノックされた。
―――コンコンッ
「岳ちゃん入るよ?」
やばい…
今入って来られたら……
陽菜は咄嗟に岳の服をキュッと掴む。
「岳……」
「……。」
「きゃっ…」
すると岳はいきなり陽菜をベッドに押し倒した。
え………
ええぇーーーーー!!?
―――ガチャ
「岳ちゃ………
…………え………。」
笑っていた千夏ちゃんから
表情が消える。
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