
君がくれたぬくもり
第4章 恋
――――チュンチュンチュン…
「………はっ!!」
気がつけば朝だった。
どうやらソファで眠ってしまっていたらしい。
…あら、毛布が。
誰かが親切にかけてくれたのかな?
ふと目に入った携帯を手に取り開くと、メールが入っていた。
和哉だ。
【もう寝ちゃったかな?
明日も会いに行くからね。
おやすみ 和哉】
最後のハートマークにキュンとする。
今日も来るのかぁ…//
思わず顔がにやける。
陽菜…和哉のこと好きになっちゃったのかなぁ?
まさか…ね?
会ったばっかりだし……///
―――――……
「陽菜ちん陽菜ちん、トランプしよー?」
光くんと智也くんたちが呼びに来る。
すると和哉は…
「はいはい。光くんと智也くんは向こうで遊んでてね?」
と光と智也の背中を押した。
「えー!!かずくんばっかり陽菜ちんと話してずるい!!」
「俺らも陽菜と仲良くしたいし。」
ブーブーと口々に言う二人。
すると和哉が言った。
「だーめっ!陽菜は俺の!」
「えっ…!?」
