
君がくれたぬくもり
第15章 休憩室
「ったくもう…///」
赤く火照った顔を隠すように手で覆いながら更衣室に向かう。
ちょうど男子更衣室の前を通ると、西田さんが出てきた。
「あ、おはようございます!」
「おはよう陽菜ちゃん!
ギリギリセーフだね?」
「あは…(苦笑)」
西田さんは朝から爽やかだなぁ…
着替えを済ませ、西田さんのいるカウンターに行く。
カウンターにはもう一人、バイトの制服を来た女の人がいた。
「あ、きたきた。
陽菜ちゃんちょっとおいで?」
「あ、はい。」
西田さんに手招きされ、二人の元に駆け寄る。
「陽菜ちゃん、紹介するね。
バイトの楢崎さんだよ。」
「楢崎志保です。」
紹介された楢崎さんという人は美人でスタイルも良くて、
女の陽菜も思わず見とれてしまった。
「楢崎さん、この子が昨日入った新人アルバイトの陽菜ちゃん。僕がいない日はいろいろ教えてあげてね。」
「わかりました。
陽菜ちゃん、よろしくね。」
「はい!」
お互い握手を交わし、軽く自己紹介をした。
いい人そうでよかった。
