テキストサイズ

「 Te amo。」

第15章 3年生。 ー 迷える子羊ー

それからの毎日は、いつも隣にレオがいた。



渉の事を考えてしまうこともあったけど。


レオの優しさや紳士な姿勢。
・・・ふと見せる情熱的な眼差しと言葉にドキドキした。


「ユズ。 こっち向いて。」



私の部屋。
時計の針の音がやけにうるさく感じる。



「・・・っレオ・・・し、宿題、やろうよ?」




レオの大きな手が私の頬を包み込む。

「ウン。」


そう一言だけ言って、唇が重なる。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ