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「 Te amo。」

第14章 卒業式。


迷った理由は、それだけではなかった。



渉は就職クラスだから、進学クラスを選んだ時点で私たちが同じクラスになることはない。


彼氏でもないのに、何を迷う必要がある?

ただ好きな相手、片思いの相手に合わせて進路を決めるなんて馬鹿げてる?



そんなの、自分が一番分かってる。


それでも “ 繋がり ” を求めてしまうの。


渉とは少しづつ距離ができているように感じていた。


だからこそ、高校最後の一年間がすごく重要に思えるの。


渉はどう思ってるかな・・?

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