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トライアングル・ラブ

第29章 変えられぬもの



「さて…最後はついに!今年のミス・プリンセスの発表です!」


今までとは比べものにならない拍手と歓声が沸き上がった。


ここで呼ばれたい。
私以外の2人だって強く思っているに違いない。


「集計している私も、ビックリするような投票の行方となりました。」


さっきとは変わり、落ち着いて話す司会者の口調が、私たちを緊張と不安に追い込む。


緊張がつまった冷や汗が頬を流れる。

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