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トライアングル・ラブ

第27章 理解不能



「私だって、カッコイイんだから!」

「姫奈はカッコイイキャラじゃねーだろ。」


山ちゃんはケラケラ笑いながら私に背を向け、再び歩き出した。


私だって!
私だってリフティングくらいできるんだから!


「…あ。」


いきなり山ちゃんが止まるので、私は山ちゃんの背中に激突。


「ちょっと~、いきなり止まらないでよ~。」


私はおでこを触りながら、山ちゃんの左隣に立ち、山ちゃんの視線の先に目を向けた。

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