えっちなまほーにかけられて
第4章 ♯イタズラ
腰が痛い。
私が起床して始めに話した言葉だ。
『…あほ。そんなん当たり前やろ、あんだけ激しくヤっといてよう言うわ。』
私は昨夜のことを思い出し
また顔が紅くなる。
それに真也の身体を見ると
あちこちに私の爪跡が残っている。
『…ごめんね、真也…』
『…ん?…何がや。』
『……その、爪跡…。』
真也は三面鏡で自分の背中を映す。
『うわっ…マジか…』
私は本当に申し訳ないと
思っていた。
『…まぁ……しゃあないな。』
えっ……?
あの真也が、許してくれてる?
私が喜んだのも束の間だった。
『…またヤって馴れるわ。』
は?
『…今度はもっといじめたるからな。』
はいぃぃ?
私はまだまだ真也を
満たしていなかったようですね。
『…ばか。』
鏡からニカッと笑う彼が見えた。
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